カーボンフレームの特徴【解説】
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カーボンフレームの特徴【解説】
現在、ロードバイクの主流フレームとも言えるのがカーボンフレームです。強化プラスチックと炭素繊維を熱処理を行い、グラファイト化(炭化、ガラス化)させた素材です。
グラファイト化する事で、極低温から高温まで耐えられ強度が増します。軽くて丈夫で強いフレームが出来上がります。
炭素(カーボン:carbon)の特徴としては単体、化合物、両方において極めて多様な形状をとることができます。材質の特徴として形状の自由度が高いので、凝ったデザインにすることが可能です。
カーボンフレームの特徴とメリット
- 劣化しにくい
- カーボン繊維を固めているので、材質からして非常に軽い
- 振動が伝道しにくいので乗り心地がいい
- 重量剛性比が非常に優秀(踏んだ力をどれだけ逃がさないという力をいいます)
- トータルバランスが取れたフレーム
カーボンフレームの特徴とデメリット
- 材質が高いのでフレームコストが上がる
- 落車や縁石にぶつけてしまうと割れてしまう
- 想定方向の引っ張る力には強いが、想定していない方向に引っ張られると弱い
- 一点集中の衝撃で破損してしまう
- 割れたら一部を除いては、基本修復不可能
※最近のフレームでは、Trek(トレック)のMADONE(マドン)などはエアロチューブ形状で従来のフレーム構造よりも進化を遂げており、空気性能、快適性、走りの質、一体化システムを考え造られています。
※SPECIALIZED VENGE(スペシャライズド ヴェンジ)は5年ぶりに構造革新を行い5分を縮めるエアロロードマシンの開発を行った。今までのフォルムとは違い、フォーク部分からダウンチューブまでが一体形状になっており、風の邪魔になるもののほとんどがフレーム内に収納されている。
ロードバイクフレーム解説